留学準備
1998年4月-1999年8月
~アラスカに住む為に~

「アラスカに住むためにはどうした良いのか?」 

合法的に、最低2~3年アラスカに滞在する方法を探してみた。どうやら学生になるのが近道らしい。即決!一度日本で学士号はとってたけど、アラスカに住むためならもう一回大学生することなんて、全然問題無し。「よーし、大学生になってやる」  こうして私の留学準備が始まった。

ところで、留学準備って、大変ですね。一言で済ませちゃうけど、これに尽きました。
個人差あるだろうし、能力にもよると思うし、「これからアメリカで生活しようって奴が何甘ったれたこと言ってんでぇ!」って思う方もいらっしゃるかも知れません。

でも、私の感想は一言。「大変だった」ってこと。

節約できるお金はなるべく使いたくなかった私は、提出書類からビザ申請までどうにかこうにか自分でやってみました。私の場合アラスカ州立大学、アンカレッジ校ただ1つに出願したのでかなり楽なケースだったと思うけど、それでも途中何度も「う゛ぁーーーー。気が狂う」と思ったものです。

何が大変って、実際にやってることよりも、「次に何をしたら良いのか?」「一体これで正しい書類なのだろうか?」などと自分のやってることが分かってない苦しみなんですね。まさに暗闇の中を這って進んでいってる気分でした。

そんなこんなで、1998年暮れにお決まりのTOEFL受験。スコアー無事にクリアー。
自分のスコアー見たときはいっちょまえに英語かぶれて「さんきゅー、がっど!」などと叫んでしまいました。その他もろもろ沢山やって(詳しく書くときりないので、省略)、留学準備期間で私の精神はすっかりひなびてしまいました。

出発予定1ヶ月前になる既には「アラスカ行きたい」などと言う気持ちがどこかへすっとんでいて、ひたすら動くことに面倒くささを感じたものです。

7月下旬に、留学希望者にとっては待望の学生ビザ(F-1ビザ)が届きましたが、ちーっとも嬉しくありませんでした。「あっそー、交付されたのね」ってしらけた気分でした。

さらにその後出発日が近づくにつれ、周りの人の意見などが精神的に悪影響を及ぼし、かなりまいっていました。そう、私は思った。留学の何が大変って、「準備期間、出発前の精神状態が大変なんじゃー!!」。節約生活で貧血おこしたことなんて、私にとってはかわいいエピソードです。あんなもん大変のうちに入りません。

これから留学を考えてる人、ファイト!めげずに頑張って欲しい。