アンカレッジで鮭を見る

アラスカは天然の鮭で有名。日本のスーパーでもアラスカ産の鮭を見かけたことがある人は多いことでしょう。

せっかくアンカレッジに来たんだから生きた鮭が見たいなぁ、でも釣りには興味が無いからわざわざ遠くまで行きたくないし・・・と言う方にぴったりの場所がアンカレッジのダウンタウン近くにあります。

シップクリーク(Ship Creek)と言う川がアンカレッジのダウンタウンすぐ北側に流れています。ここはダウンタウンから徒歩圏内です。車ですぐ近くまで行くこともできます。(注:駐車スペースが限られています。)

このシップクリークへ行くと、大体6月~9月までは釣りをする人の姿を見ることができます。

「ちょっと待って。釣りあげられている鮭の姿には興味ないんですけど・・・」と言う方に朗報。川の中を泳ぐ鮭の姿が見られます。7、8月中でしたらほぼ間違いなく川の中を泳ぐ鮭を見ることができます。見られる魚の種類は時期によりますが、キングサーモン、シルバーサーモン、ピンクサーモンなどがのぼってきます。

グーグルマップでなるべく近くの地点を出してみました。下記の地点はシップクリークの北側です。そこに橋がかかっています。この付近には2つ橋がかかっていますが、レストランが無い方の橋(上流側の橋)からが、鮭を見るのに適しています。

http://www.google.com/maps?source=uds&q=296 whitney rd, anchorage, ak

丁度この鮭見に適した橋のところから上流には、鮭が簡単に川を上れないようになっています。よって、ここの手前で鮭は停留し、魚のたまり場状態になります。

そんな鮭のたまり場があるのなら、そこで釣りをすれば一発でかかるかもと思ってしまうのは私だけではないはず。残念ながらこの魚のたまり場から数十メートル手前にロープが張られていて、そこから上流での釣りは禁止されています。

シップクリークでは夏の間、一日中釣り人の姿を見ることが出来ます。釣りはしない人にもお勧めのこのスポット、ダウンタウンでの食事の帰りにでも立ち寄ってみてください。

シップクリークでの鮭見の後、車がある人にお勧めなのがこの近くにある魚の人工ふ化場です。シップクリークから車で5分程かかります。軍の基地近くに位置し、アラスカ州により運営されていて無料で一般公開されています。夏の間だけオープンで、時期によっては稚魚が出荷されていてあまり見るものが無いときもありますが、かなりお勧めのスポットです。

私は夏の間にお客さんが来るとこの人工ふ化場に足を運びます。

William Jack Hernandez Sport Fish Hatchery
(旧:Elemendorf State Fish Hatchery)
http://www.adfg.alaska.gov/index.cfm?adfg=fishingSportStockingHatcheries.elmendorf
場所:941 N. Reeve Blvd., Anchorage, AK 99501

アラスカ アンカレッジ
● これがその鮭を見るのに適した橋 ●

下に流れるのはシップクリークです。

ここの橋に立ったら是非上流側(鮭見とは反対側)も見てみてください。
魚はほとんどいませんが、時々ビーバーがのんびり泳いでいる姿を見かけます。

2008年 7月 8日撮影

アラスカ アンカレッジ
● 魚のたまり場 ●

橋の上からでも、肉眼ではっきり見えます。
2008年 7月 8日撮影

アラスカ アンカレッジ
● うろうろ ●

赤くなった鮭は淡水に触れて体が古くなってきているので
釣り人には倦厭されがちですが、観賞用としては歓迎されています。
2008年 7月 8日撮影

2009年 6月14日 執筆