クラムガルチでキャンプファイヤー
アラスカのキーナイ半島に、クラムガルチ(Clam Gulch)と言う所があります。潮干狩りで知られている場所です。
潮干狩りの時は沢山の人で賑わう海岸ですが、それ以外は夏の間でも比較的静かで、人ごみを避けてキャンプをしたい人にうってつけの場所です。車でテント設営場所まで行かれるので、バックパッキングをせずにキャンプをしたい人にお勧めです。
ただ、ビーチに車で入っていかなくてはならないので四輪駆動が必要です。Clam Gulch Roadを使って海岸へ出ると、左右数キロに渡ってビーチが伸びているので、人を避けたい人は数キロ海岸沿いに車を走らせると良いでしょう。海岸で出て左へ走ると、より多くの石炭(下記参照)が拾えるようです。
クラムガルチでキャンプをしたら、海岸に落ちている石炭を使って質の良いキャンプファイヤー(煙が少なく、高温で長時間持つキャンプファイヤー)を作ることができます。
Clam Gulchの地図はこちら。
http://www.google.com/maps?q=Clam Gulch Road, AK, USA&sa=X&oi=map&ct=image
● 引き潮の時のクラムガルチ ●
大きな岩がところどころにあり、日本庭園を思わせます。
2006年 5月撮影
● テント設営 ●
満ち潮になっても水に浸らない場所にテントを設営しよう。
(右側の緑色の物がテント。)
車をとめる場所は、潮がどのくらい上がってくるかを考えて・・・。
2007年 5月撮影
● 潮干狩りの成果 ●
clam tide(大きな潮の引き)の時期は潮干狩りができます。
ここでとれる貝はrazor clam(マテ貝)。深いところにもぐっているので
掘るのが大変。細長いシャベルのようなもので汗だくになって
掘り、もろい殻を割らないように引き上げます。
貝は開いて中身を洗うのですが、その洗う作業が大変で
もうしばらくは潮干狩りに行かなくてもいいや、という気分です。
料理方法はフライと貝の炊き込みご飯にしました。
フライがとってもおいしかったです。
2003年 6月撮影
● 石炭層 ●
海岸沿いの地層に、石炭層がくっきり出ています。
この石炭が質の良いキャンプファイヤーを作るのです。
2007年 5月撮影
● 石炭 ●
このような小さなものから、一人では動かせないくらい大きなものまで
石炭のかけらが海岸に落ちています。
それを拾ってキャンプファイヤーの火に入れます。
2007年 5月撮影
● 日没とキャンプファイヤー ●
大きな石炭をキャンプファイヤーの中に入れると
一晩中火を絶やさずに保つ事ができます。
こうしてただキャンプファイヤーの火を見て時間を過ごすと
日ごろの仕事のストレスも忘れてゆったりした気分に浸れます。
贅沢なひと時です。
2006年 5月撮影