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サーモン ディップネッティング

初めて私がディップネッティングに行った時の事は今でも鮮明に覚えています。7月の遅い日没時刻近く、友人に連れられて生まれて初めてディップネッティングへ行きました。場所はキーナイリバーの河口です。

私達がディップネッティング場へ着いた頃、丁度鮭の群れが海から川へ入ってきたところでした。急いでウェダーを着て私達も水へ入ります。そこで見た光景はまるで物語の中に入り込んだような場面となって私の脳裏に焼きつきました。

大きな網(ディップネット)を持って海の中に立つ沢山に人々。そして海からはねる鮭の姿。海の水はにごっていて魚の姿は見えないけれど、鮭が私の足の間をすり抜けていくのが感じられます。次々に引き上げられる魚。みんなとても楽しそうに魚をとっていました。

そのうち私の網にもあたりがきました。魚が網にかかった瞬間、ぐんっと言う衝撃。そしてあばれる魚の振動がポールを伝わって私の手に、そしてそれが興奮となって脳みそに伝わってきました。魚が網から逃げたのではないかとドキドキしながら岸までひきあげ、大きな鮭がしっかり網にひっかかっているのを見た瞬間の喜び。誰もが幸せな気持ちになります。

アラスカは釣り天国。釣りも面白いけど、アラスカにはまた一味違ったフィッシング方法があります。それが「ディップネッティング」です。

「ディップネッティング」とは、網で魚をすくうスタイルのフィッシングです。一言でディップネッティングと言っても、フーリガン(わかさぎ)のディップネッティングとサーモンのディップネッティングがあります。ここではサーモンのディップネッティングについて書きます。

ディップネッティングは、アラスカに1年以上住んだ人に許可証が与えられます。

ディップネッティングをする為には、まずは普通の釣りと同じくフィッシングライセンスを購入します。そしてディップネッティングの為の許可証(permit)を発行してもらいます。フィッシングライセンス(有料)・許可証(無料)はCarrs, Fred Mayer, Wal Martなど大きな食料品店やアウトドア用品店で扱っています。

ディップネッティングができる場所、時期、そして捕獲しても良い魚の種類や数は細かく決められています。その他にも商業用に捕獲された鮭との区別を付ける為、処理の仕方にも規則があります。詳しい規則については
Fish and Gameのウェブサイトやフィッシングライセンスを購入したお店で無料で手に入るRegulationの冊子、又は下記のウェブページを参考にしてください。

Kenai River Salmon Fisheries
http://www.adfg.alaska.gov/index.cfm?adfg=PersonalUsebyAreaSouthcentralKenaiSalmon.main

規則をいちいち調べるのが面倒な場合、一番手っ取り早いのはディップネッティングによく行く友達に連れて行ってもらうことです。

 dipnetting2.jpg
● キーナイリバーの河口でディップネッティングを楽しむ人々 ●
2006年の時点では、リミット(捕獲して良い数)が1人につき1シーズン25匹。同じ世帯の家族2人目からは1人につき10匹です。毎年家族行事としてディップネッティングに訪れる人も多いです。写真手前に転がっているのは鮭の頭。ピーク時になると、こうやって人間に処理された鮭のお頭が海岸に長いラインを作ります。
2005年7月撮影。

 dipnetting1.jpg
● 鮭が来るのを待つ ●
ディップネッティングは、釣りよりも効率的に魚が取れます。でも魚が群れで入ってこない時は、何日もほとんど魚が取れない時があります。運が大きく物を言います。魚が全然かからない時に当たると「何だ、ディップネッティングなんてつまらない」と思う人もいるかもしれません。でも一度魚の群れが入ってくるベストのタイミングを体験するとやみつきになります。大きな群れに当たると次から次へと面白いように鮭が取れます。
2005年7月撮影。

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