アラスカに住みたい アンカレッジからの現地情報
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ドッグパーク

ドッグパークとは、犬がリーシュ(散歩ひも)をつけずに自由に遊びまわれるエリアのことです。私ははじめ、アラスカに住んでいる犬はみんな自由に野山を走り回っているのだろうと勝手に思っていました。しかしアンカレッジは人口約30万人の立派な小都市。ハイキングで山へ入らない限り、犬はリーシュをつけて散歩をする必要があるのです。

アメリカでドッグパークというと、フェンスに囲まれた芝生、そして木々が植えてある広い公園をいうのが一般的イメージでしょう。しかしアンカレッジのドッグパークはそんな人工的な所ではありません。自然の湖や林のある一角をドッグパークに指定しているのです。犬が自由に飛び込んで遊べる湖、自然の草や木々の生い茂った林、気がつけばそこに立っている野性のムース。そして何よりドッグパークへ行けば一緒に遊べる犬達がいて、社交的な犬にとっては天国のような場所です。

飼い主にとってもドッグパークを利用するメリットは大きいです。自分の犬が楽しそうに走り回るのを見るのはもちろんのこと、犬好きの私は他の人の犬を沢山見られるのが嬉しい。相当な運動量が必要な犬を持つ飼い主にとっては、リーシュをつけて散歩をする何十倍ものエネルギーを発散させてあげることができる上、自分自身好きなペースで歩くことが出来るので人間にとっても良い運動になります。犬を連れてジョギングをする人、マウンテンバイクで走る人、冬はスケートスキーでドッグパークをまわる人もいます。

また、子犬の頃からドッグパークで他の犬と交流させることで、犬の社交性が育まれます。ドッグパークへ行くといろいろなタイプの犬に出会います。一般的には社交的な犬が多いのですが、中にはえばり散らす犬、臆病で何もされないうちにキャーンと泣き出す犬、大抵の友達とは仲良く出くるのに、特定の犬には攻撃的な子、他の犬には全然興味が無いけれど人間大好きな子。いろんなタイプの犬と交流させることによって、それぞれ対処の仕方を学んでいっているように見えます。

そして飼い主もみなそれぞれ教育方針が違います。犬同士がちょっと小競り合いを始めるとすぐに引き離そうとする人、多少乱暴に遊んでいてもそのまま見守る人。駐車場の近くで自分の犬を他の犬と遊ばせてすぐ帰る人。他の犬の飼い主たちとおしゃべりをしにくる人。共通して言えるのは、ドッグパークで見かける犬の飼い主たちは概して皆さんフレンドリー。目が合えば挨拶をし、自分たちの犬同士が仲良く遊び出せばすぐに世間話が始まります。

アンカレッジには、以下の5箇所ドッグパークがあります。 

  • University Lake Park
  • Far Noth Bicentennial Park
  • Russian Jack Park
  • Conners Bog
  • South Anchorage Sports Park

詳細は、アンカレッジ市のウェブサイトにある、リーシュ無しOKの犬散歩区域ページを参照:
http://www.muni.org/Departments/parks/Pages/DogParks.aspx

私がお勧めするのはUniversity Lake Park と Conners Bog。犬の数が多いからです。逆に犬がほとんどいないドッグパークを好む人は、この2つを避けると良いでしょう。

University Lake Park:駐車場は何箇所かに散在している。スプリングヒルホテルの横、University Lake Driveが混んでいる時でも駐車スポットが見つけやすい。
https://www.google.com/maps?source=uds&q=University+Lake+Drive,+Anchorage,+Alaska+99508

Conners Bog:駐車場は2箇所あるが、Jewel Lake Road と Frontage Roadの交差する所が駐車場が広い。
https://www.google.com/maps?source=uds&q=Jewel+Lake+Rd+%26+S+Frontage+Rd,+Anchorage,+AK

2013年 1月 執筆

アラスカ州 アンカレッジ
●  University Lake Park ●

ここの湖には、攻撃的なビーバーがいることで知られている。
湖で泳いでいる犬を襲うことがあるとのこと。
うちの犬は水が大好きでよく湖に入ってしまうため、
私は夏場はこのパークには行かない。

2011年 5月撮影


アラスカ州 アンカレッジ
● University Lake Park ●

犬の数の多さで言ったら、このパークが一番だと思う。
夏の週末の午後に行くと、人と犬の数が多すぎると感じるほど。
自分の犬にあった犬口密度の時間帯を狙うと良い。

2011年 5月撮影


アラスカ州 アンカレッジ
● Conners Bog ●

このドッグパークにも湖がある。
University Lake同様ビーバーがいるが、この湖のビーバーは
犬を襲ったという話は今のところ無い。
なので安心して犬を泳がせている。
冬になって湖が完全に凍ると、湖上も散歩できる。

2011年11月撮影


アラスカ州 アンカレッジ
● Conners Bog ●

犬を飼って良かったと思うときはいろいろあるが
散歩で外に出るので、以前にも増して自然を目にする機会が多くなった。
特に雪が降った後の散歩は景色が素晴らしい。

Conners BogはUniversity Lake Parkより広くて小さなトレイルがいくつもある。
歩き回っていると簡単に1時間は過ぎる。

2011年11月撮影

アラスカ アンカレッジ
● ドッグパークの湖 ●
写真は
ドッグパークで紹介した、コナーズボグ。
うちの犬は追いかけっこが大好き。
遊び相手が見つかると、凍った湖の上をかけまわります。

以下の写真は全て2013年1月21日撮影。

アラスカ アンカレッジ
週末や祭日の午後は、駐車場がいっぱいになるほど
人&犬が集まります。
でもちょっと裏道に入ると誰もいない静かな場所です。

アラスカ アンカレッジ
ここはこのドッグパークのメイン通り。
コナーズボグ周辺には気の荒いムースがいるので要注意です。
写真右手奥にいる人たちは、
ムースがメイン通りからいなくなるのを待っています。

アラスカ アンカレッジ
オス同士です。


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